2015年1月4日日曜日

好きな言葉「もののあはれ」


「もののあはれ」と言う言葉を知っていますか?

もちろん聞いた事はあるでしょう?

意味は?と聞かれても説明し難いですが・・

日本人の心の原点とでも言いましょうか、誰にでもある感覚です

何かを憐れむと言う事ではなくどちらかと言えば感動する、心が動かされる事です

竹林を通り抜ける風の音、うっすらと雲がかかった月を見るとき、古い神社のご神木にしめ縄がかけられ、その木陰にいるとき

「頂きます、ご馳走様」を言うときも無意識に感じています

大元は平安時代「源氏物語」をのちの世、江戸時代の本居宣長が解説した言葉として知られています
「もののあはれをしる」と宣長は源氏物語を一言で集約したのです

日本人の美意識、感覚の原点だと私は思っています

使い込んだ道具類、PCなど処分するとき「長い間ご苦労さん」と言う気持ちになりますよね!

人形供養、針供養など昔から私たちは命のない物にも供養して来ました

日本人だけが持つ独特の感覚だと思います

「もののあはれ」良い言葉だと思いませんか?


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