私が生まれたのは昭和17年、戦争末期です。
疎開していたので東京大空襲は見ていませんが縁者のいない所に疎開していたので食べ物がない生活でした
私たちが日常に食べていたのは米がほとんど入ってなく大豆ばかりの雑炊と水っぽいサツマイモ、不味いかぼちゃ、田んぼで摘んだ野草でした。
栄養不良でしたが必死に生きていました
戦後は目を見張るような経済発展をとげ、食べ物に困る、と言う事はほぼなくなりました(例外はあるでしょうが)
平均寿命も世界トップに近い物になりました。
この年になると「生きる」と言うのはどういうことか、と考えるようになりました。
意識がなくて物が食べられずコミニュケーションも取れずただ心臓が動いている、と言う事を生きている、と捉えるならそれも正解でしょう
生物学的に生きているとは言えるかもしれませんが人間としてはどうでしょう?
一昨年肺癌が見つかり手術を受けましたが本当に初期の癌だったので摘出してそれでほぼ完治と言われました。
もしもそれがステージ4とかであったらおそらく抗がん剤、放射線治療等を勧められていたでしょう。
でもそうなったら私は一切の治療を受けるつもりはありません
動ける間は普通に生活し、もしも副作用が一切ない薬だったら飲むかも解りませんが。
薬の副作用で苦しみながらチューブに繋がれてベッドで生きていても嬉しくありませんから
人間として生き、寿命が尽きたら死ぬ、と言う一生が望みです。
私にとって「生きる」と言うのはそう言う事なのです。
思えば私の一生はジェットコースターのようでした、富士急ハイランド程ではなく花やしきくらいですが(笑)
でも一切後悔していません、何しろ退屈している暇がなかったですから(笑)
皆さんも平穏な人生よりも色々ある人生の方が面白いですよ!
息を引き取る時に「あぁ!思いっきり生きたなぁ!」と思いたいでしょう?
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