2016年2月24日水曜日

'60年代ジャズブームがあった!


1960年代の始め日本では空前のジャズブームがありました

丁度大学に入った私は電車で通学するのは初めてで毎日新宿を通って通うのがワクワクでした!

そのころ新宿にはジャズ喫茶と言うのが沢山あり、勿論ライブハウスではなく喫茶店でコーヒーを飲んでジャズのレコードを聴くと言う物でした


学校帰りに100円のコーヒーで何時間もジャズを聴いていたものです

日本で一番人気があったのはブルーノートレーベル、そしてドラムスのアートブレイキーとジャズメッセンジャースと言うバンドでした

彼らの演奏したモーニンと言う曲が日本のヒットチャートの上位に入った事もあったんですよ!

歌謡曲なども一緒のヒットチャートです!

新宿には何件ものジャズ喫茶がありそれぞれに常連がいて1杯のコーヒーで何時間も粘っていたのです(笑)

そこにはもちろん私のような若い学生も沢山いましたがミュージシャン、得体のしれない人たちも沢山いました

何しろ場所が新宿ですからね、トイレに行くと注射針が落ちている何てことも珍しくはありませんでした

日本、アメリカともに薬物に溺れていたミュージシャンも沢山いました

その頃はおそらくヘロインだったと思います

それで消えて行った有名なプレイヤーも数多くいた時代です


その中でアートブレイキーは71才で亡くなるまでジャズドラマーとして、また多くの新人アーティストを育て上げジャズの歴史に偉大な足跡を残しています

日本で大ヒットをしたのを受け61年に初来日しました

チケットが高くて学生の身では買えなくて生演奏は聞けませんでした(お父さんはサンケイホールに行ったらしい!)

アメリカではまだ人種差別がかなりあった時代日本では大スターとして歓迎されたのが彼には非常に嬉しかったのでそれからすっかり日本びいきになったのです!

60年代のブルーノートレーベルのジャズは今聴いてもワクワクする迫力がありますよ!

オリジナル盤はプレミアムがついて大変高価ですがCDでも聴けますから是非一度聴いて下さい!


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