2014年3月3日月曜日

野草は美味しい!


終戦直前、岐阜の山奥に疎開していたわが家族は母と5人の子供たちでした。

食べ物が手に入らなく母は苦労したようです。

そんな折、野草は貴重な栄養源でした。

地元の子供たちにあざけられながらせっせと野草を摘んだのです。

終戦後は荻窪に住んでいました。

我が家の裏にはまだ田んぼがありました。

夜にはフクロウの鳴き声が聞こえましたよ!

春になると母の号令のもと家族全員で草摘みにに行きました。

一番最初に芽吹くのは蕗の薹、味噌汁に散らしても蕗味噌にしてもほろ苦い春の味覚です

それから土筆、芹、嫁菜、甘草の芽、野蒜など色々な野草が次々に芽生えてきます。

オタマジャクシ、蛙、ザリガニなどと遊びながら楽しい野遊びでした。

摘んで帰ると土筆のハカマ取りを全員でやります。灰汁で指先が茶色になりますがその後の美味しい佃煮のためですから苦になりません。

その頃の習慣が染みついているのでしょうか、どこか田舎に行くと道端、田んぼのあぜ道などでついつい野草を探してしまいます!

都会でもタンポポの若葉、ハコベなど食べられる野草はありますよ!
でも排気ガス、PM2.5、セシウムなど気になる方は無理でしょうね!

ビタミン豊富で美味しいんだけど・・

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