2016年5月16日月曜日
CM音楽昔ばなし 英語以外の言語でのCMソングを作る時
CMソングを作る時ジングルなど歌詞をしっかり聞いて欲しい時以外、BGMとして聴いて欲しい時はナレーションの邪魔にならないように外国語の歌を良く作りました
今、昔の作品集を見ると英語の曲が多いのに改めて気付きます
しかし英語ではなく他の言葉で歌を作ろうとするととても困った事になるのです
古いバイクに乗った男性がコーヒーを飲む映像にドイツ語の歌を付けたくてドイツに発注しました
私が単身ハンブルグに行きました
ドイツでスタッフと会うともう曲が出来ていると言います
どれどれと譜面確認しましたらなんと!英語の歌詞が付いています!ドイツのスタッフが言うには「日本人はドイツ語解らないだろうから英語の歌を作りました」だって!
何のためにドイツまで行ったのか!「ドイツ語の歌が欲しくてお願いしたんですよ!作り直してくれる?」とお願い
歌い手さんは日本に資料送って貰っていたのでもう決まっていたのですが曲が作り直しになりました
そのおかげで作る時から参加できて良かったのですが中3日と言うタイトなスケジュールでの作業になりました
でもさすが勤勉なドイツ人、きっちり作ってくれました
良い歌が出来、ドイツ語の歌詞もばっちり!AGFのマキシムのCMです
フランス語の時はやはり一人でパリに行きました
グリコカフェオレのCMでした、これも優しい声のフランスの男性ヴォーカリストでうまく出来ました
そして忘れられないのはボスニアヘルツェゴビナのヤドランカと言うアーティストにお願いした三菱ギャランのCMソングです
ヤドランカさんは来日中にボスニアの内戦が激しくなり帰国出来なくなり日本で活動していました
名前は忘れましたが民族楽器を弾きながら美しい声で歌います。セルビア語です
彼女の歌でとても良い音楽が出来ました
5月3日に亡くなられました
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1 件のコメント:
ある程度の年齢以上では、マキシムコーヒーのあのCMにシビれていたと思います。私もその一人ですが、ネット上ではあの曲のオリジナルについて様々な説がありますが、製作の背景にはそのようなことがあったのですね!
もしよろしければ、曲について、歌手、歌詞などお教えいただければ大変うれしく思います。
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