2016年10月23日日曜日

たい焼きの尻尾のヒミツのお話!


たい焼きを始めたのはお父さんのリハビリの為でした

4ヶ月の入院後店のバックヤードで寝椅子に横になっていると言う生活が良いわけではなく何かないかと考えていました

冗談半分で「五反田にはたい焼き屋さんがないね~」と言ったらがぜんやる気になったお父さん

急に元気になり東京中のたい焼きを毎日買って来ます

実現しなくても元気になっただけで良い、と思っている私をしり目に図面引き出すお父さん(笑)

リハビリ目的ですから好きなようにさせていました

そして本当に始めてしまったのです

餡子は内藤製餡の高級餡子、内藤さんが「ホントにこれでたい焼きを作るんですか?」とあきれたのを思い出します

粉にもこだわり卵、乳製品が入ってない粉を特注で作って貰いました(後に製品化)

それだけでは飽き足らず何か他にはない仕掛けを作ろうと考えていたようです

「そうだ!尻尾に何か入れよう!」と言いだしたのはお父さんです

老舗の有名たい焼き屋さんがあるから後発の我々は他にはない何かが必要だ、と思っていたようです

イヴェントプロデューサーだったお父さんの血が騒いだのでしょう

さて何を入れようか、と家族会議です、お父さん、私、息子夫婦がそれぞれのアイディアを持ち寄りました

試作を重ねた結果今の尻尾に決まったのです、アイディアはお父さんのです、当然の力関係(笑)

私のアイディアの物も最初は販売していましたがインパクトの差で現在の形になっています

発売当初は別にヒミツにしていた訳ではありませんがお客様が何となく秘密にしておいた方が良いよね、とネットなどで仰ったのが定説になって行きました

せっかく皆さんが守って下さっているのにこちらから言うのは遊び心がないので今は取材などの時には明かさないようにお願いしています

ですからここにも書きません!

お父さんの遺産とも言えるダ・カーポのたい焼き、これからもどうぞよろしくお願い致します





0 件のコメント: