2014年3月2日日曜日

背筋を伸ばして立ちましょう!


私が小学1年生の頃、そう、今から66年前、昭和23年です。

終戦わずか3年後の事です

ちょうど学校給食が始まったころでした。

まだ日本中が貧しく食料も満足になく駅前にバラックの闇市がありました。

給食は何か1品、日によって違いますがどんなものが出ていたかほとんど覚えていません

ただたまに出てくる脱脂粉乳のミルクが不味くて皆鼻をつまんで飲んでいたのを思い出します。

あれは恐怖でしたね(笑)

家畜の餌にするようなものだったと思います、しかし当たり前の牛乳など手に入らない時代でしたから子供の成長には良かったのでしょう、そう思いたいです(笑)

たまに出るうどんが嬉しくて食べたいのを我慢して半分だけ家に持って帰って1歳下の妹に食べさせたのを覚えています。

その頃担任だった先生が毎日私たちに言っていた言葉があります。

それは「背筋を伸ばして立ちなさい!」という言葉でした。

「はい!立って!肩を後ろに引いて、背筋を伸ばしなさい!胸を張りなさい!」
「まっすぐ前を見なさい!」

と毎日毎日言われました。

生徒たちも自然にまっすぐ胸を張って立つようになっていきました。

その時の先生の気持ちはどうだったのでしょうか?

これから未来を背負って立って行く子供たちに何かを伝えたかったのでしょう。

とにかく前を向いて胸を張って生きていって欲しいと言う願いがこもっていたのかもしれません。

今若い方たちを見ると背を丸めてスマホを使ったり、漫画本を読んだりとにかく前かがみの姿勢が多いですね!

小学校の時の教えは一生胸に刻まれるのでどうか先生、子供たちに胸を張って背筋を伸ばすよう教えて下さい!

私は毎日店のカウンターに立ちますが背筋を伸ばして立つように心掛けています。

まあ疲れて帰る時には荷物背負ってヨボヨボと歩いていますが・・(笑)



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